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2022年4月15日金曜日

ルーフトップテントのメンテナンス(ストラップ交換)

2017年の5月に購入したルーフトップテント、1年を通じて活用している人って意外と珍しいかもしれない。夏はとても快適。

高さがあるので、虫も少ないし、風が通って涼しいし、外から覗かれないしね。
夏のキャンプはとても快適
家族で行くと奥様の指定お休み処になるわけだけれどw

冬は寒くないんですか?
そう聞かれるときもあるけれど…そら寒いですが、何か??
インナーテント導入してだいぶ快適にはなった
このテントは、ABS樹脂のトップカバーが上に被さっている。そのカバーが電動で張り出して庇になるので、雨や雪が降っているときにも換気ができたり、出入りの時に濡れずに済む。
前後左右にそれぞれ2本ずつストラップ
そのカバーが走行中の風でめくれ上がらないように、左右太い布製のストラップががっちり固定している。それに加えて、前後左右それぞれ2本ずつ、8本の樹脂製ラチェットがある。

で、紫外線やら温度変化にさらされて、経年変化でストラップが脆くなってくるので、定期的な交換が必要なのだ。
右が旧型、左が新型
僕のルーフトップテントは、Easy Camper Revolution  というモデル。買って使い倒していて気がついたのは、こうした消耗品をパーツとして購入できること。テントの幕体(本体と屋根ね)すら、古くなったら買い換えることができる。

「これが壊れそうだ」、そう連絡をすると、パーツリストと値段をすぐに知らせてくれる。値段は大変に良心的だし、よく見ると、地味に部品が改良されている。素材だったり構造だったり、ストラップであれば幅だったりを見直しして強化されている。

で、僕がイチユーザーとして、ストラップをこんな感じで交換しましたという投稿…スーパー長文の前置きでしたwww

さて、ストラップの交換だけれど、メス(ストラップを差し込む先ね)側は、フレームにブラインドリベットで止められている。リベットの軸径は4mm で、引き剥がす力にはさほど強くないけれど、横方向への引っ張りには強い。つまり、こうした用途にはぴったりだ。

不用意に緩んだりもしないし、交換の時にはリベットヘッド(頭の部分)をドリルで飛ばせば簡単に抜くことができる。ただし…ドリルはリベットに対して垂直に当てなければならない。
ドリルがまっすぐ入らない…
テントフレームとルーフの間は狭いので、ドリルが入らない。本来ならば、ルーフキャリアからテントを一度外して、真下からドリルを当てられる位置までズラさなければならないのだ。

前側のストラップが最初に痛んできたので、先にこの2本を交換したことがある。この時はテントを前側にズラしてリベットを抜いて、ストラップ交換をしたのだけれど、ちょっとうんざりするくらいに面倒臭かった。
前側2本を換えた時
で、ふと思った、軸が直角に出ているアングルドリルなら、テント外さなくてもいいんじゃないか?

しかし、アングルドリル(ググってね)は高価だし、そのためだけに買うのもなぁ…
そしたら、こんなん見つけました。
アングルアダプター 1,000円以下
直角やフレキシブルアダプターがあるのは知ってたけど、3~8千円くらいはしていた。それが、中華製で800円くらいで手に入る。
実際は左手でアダプターを固定しながら使います
当然耐久性はないだろうけど、リベットヘッドを10数本ドリルで飛ばすだけなら無問題。
トレイのが新型のラチェット、固定力アップ!
嘘見たいに簡単にリベットを外して、メスの交換が完了。
注: 実際には上のトレイのブラインドリベットよりも短く、軸の太いのを使っています

そしてオス側の交換に移る。こちらは普通にフィリップス(プラスドライバー)のボルトと袋ナットで固定されている。

ちょっとどうなのかなと思ったのは、袋ナットとストラップの間にスプリングワッシャがかましてあったこと。
スプリングワッシャーが食い込んでる
スプリングワッシャーがストラップに食い込むことを防ぐために、一回り大きい、薄いワッシャーを入れてやる。そして、ネジには中強度の緩みどめ剤を垂らして固定。
数年後にはまた外すので「中強度」を選ぶこと
これでまた、当分の間は安心して使えそうだ。

あ、そうそう、言い忘れるところだった。

ドリルでビューんってリベットヘッド飛ばすと、アルミの切削粉が撒き散らされるわけです。車のボディにシートかけて養生しておかないと、傷だらけになるからそれだけは注意ね。