コロナの感染が広がったため、外出や旅行、レジャーが思うようにできなくなりました。そして、外出できないなら、というわけで、自宅のお庭でBBQやキャンプすることが流行っていると聞きました。
僕はその、気軽なBBQや、気軽なキャンプ、賛成です。僕の家族は、ちょっと時間があると、早めの夕飯をBBQで済ますことが良くあります。そんな時に大活躍するのがユニセラという、コンパクトな卓上炭火グリル。
セラミックが熱を反射するので、テーブルを焦がさず、少ない炭でも効率よく燃えて耐久性が高いという売り文句。これは新製品として発売されたてで、普通の卓上コンロが2~5,000円くらいのところ1万円以上の値段でした。
だいぶ年期が入ってまいりました |
2021年の今、焼き網と火床の網は交換したけれど、それ以外の部品は壊れる気配すらない。毎シーズンレギュラーとして活躍し、時々はダッチオーブンを乗せられるという酷使に良く耐えてくれています。
おウチでBBQをして、炭火で焼くという行為が、半分日常という状態になっていく。そうなると、高級食材を丁寧に焼いて!な感覚はなくなります。
アトランティックサーモンのアラ、398円、食べきれない |
炭火や鉄板焼きで美味しくなる、安い素材を探すのが楽しい。僕の家では、中羽〜大羽の丸干しイワシとか、ホルモン、魚のアラとか、サーモンハラス、冷凍のホッケとか焼きます。
王道のステーキ |
ステーキも、和牛、アメリカ、オーストラリア、それぞれに違う味わいがあるので、網にするか鉄板にするか考えながら焼き、味付けも塩ベースかたれベースかいろいろ考えて、それが楽しい。
国産和牛の赤身肉 |
矢ゲン |
干物も美味しい、できれば日本酒で |
のんびり炭を熾して、焼きながら軽く飲んで。横ではダッチオーブンの中で、さつまいもがいい感じにふかされていく。
ダッチオーブンで蒸したサツマイモ |
梅雨前のある日、奥様とドライブして、家犬のM君と散歩して、おいしい豆腐を買いに行って、遅めの昼食と早めの夕食を一緒にしたお家BBQてな休日を過ごしました。
おいも美味しい… |
コロナは確かに災害です。でも、僕らは2011年のあの災害のあと、何が起きたのか良く知っています。不足があってもやりくりし、互いに譲り合い、静かに列を作って待つ。不可能だと言われる復旧活動を実現し、奢ることもなく、静かに前に進んでいく。
コロナで大変なことはいろいろあるけれど、僕はあの時からこれまで、東北の皆さんがどう振る舞ったかを、それなりに知っています。
同じように、そうやって僕らのご先祖様は歩んできて、その蓄積の上に僕らは生活の基盤を持ちました。僕らのご先祖さんたちは、大多数が普通の人でした。現代に生きる普通の人である僕たちも、慌てず騒がず、感染リスクを避けながら平穏に楽しく過ごす。
アスパラは軸の太い方から焼きましょう |
そんな楽しみの一つとして、お家BBQ、なかなかいいですよ。