奥様が車を買い換えたので、練習ってことで、一昨日は家族で仲良しドライブ。今日は1週間ぶりの運動日なので、ちょっと追い込むか。
自宅から自走だとどうしても大間々桐生あたりになる。記憶を辿って、今まで行ったことがないけど、良さそうなところを検討する。そうだ…渡良瀬渓谷鉄道の神戸あたりから、根利に抜けて、そこから沼田回って帰った時があった(注)。あの時、小中大滝の看板があったのだけれど、見に行かなかったな。そして、そのあたりに分岐があって、根利方面に行く道と、沢入に戻る道と別れていたことも思い出した。
そうか、よし、大滝見て峠超えて沢入降りて、水沼か大間々あたりでランチして帰ろっかな。
で、いつも通りのルートで花輪方面に向かって登る。小中川出合いから主要幹線道路を外れ、地味に急なヒルクライムがスタート。
馬頭観世音 |
普段僕らが目にする県境は、だいたいにおいて自然にできた地形を元にしている。例えば、分水嶺のこっちとあっち、みたいな上信越国境線。ところが、この渡良瀬川水系の場合は、川の途中に県境がある。足尾は、渡良瀬川の水系で、普通に考えたらグンマー國。ところが実際は栃木県。
不思議に思ってちょっと調べて見たら、足尾と日光の強いつながりとかがいろいろあるようで、なるほどと思った。そして、この足尾と赤城山の東面エリアが、今では想像もつかないくらいに活気がある町だったこともわかった。
公害の歴史もあるのだけれど、その反面、銅山によって生み出された富が地域を豊かにし、そこかしこに寺社を建立し、庚申塔や、馬頭観世音や、もろもろの石碑をそこここに祀る原動力になったのかもしれない。
小中川水系の林道は、地味に斜度がきつい |
大滝トンネル |
車があまり通らないのが幸いだけれども、結構な距離の急坂にヤラレ始めたところで大滝トンネル。これを過ぎれば分岐まではすぐ。今日は分岐を大滝方面に進み、駐車場にバイクを止めて滝見物に行く。
すぐそのあたりに滝があるのかと思ったら、ちょっとした山道の登りがあり、小さなトンネルを抜けると「袈裟懸け橋」という吊り橋が見えた。
吊り橋というか、先が見えない急傾斜w |
一応吊り橋なんだけれど、降り口は階段になっている。そして、途中から滑り止めの横板が打ち付けられた吊り橋という斬新な作り。
上部で足を滑らせると、手すりを超えて落ちるんでは?? |
下の茂みのさらに下まで落ち込んでます |
袈裟丸山登山口 |
今日は寒気が降りてきているようで、標高1,000mより上は肌寒いくらい。とっとと降りて、幹線道路に戻り…まだ早いので足尾に向けて進む。
真夏はここで水に打たれている人がいる |
足尾駅で写真を撮る。
そのままはずみで間藤駅に進み、まぁ、ここまで来たならせっかくだから終点までと、親水公園まで進む。
足尾銅山の迎賓館?的な遺構 |
わ鉄こと、わたらせ渓谷鐵道@間藤駅、男気の一両編成 |
で、まぁ、この辺りは以前にも来たことがあるのでさらっと回って…お昼時なので駄目元でちょっと調べて見てここにチェックイン、「川本」さん。
うなぎが名物らしいので、それでと思っていたのだけれど、大将のお勧めで鳥丼800円。大変に美味しゅうございました。ダイエット中でなければ、2杯はイケます。
トータルではこんな感じ。走行距離と獲得標高は今季イチになりました。
うなぎのタレでふっくらと焼き上げたぷっくりお肉がゴロゴロ |
トータルではこんな感じ。走行距離と獲得標高は今季イチになりました。
今シーズンは…意外と仕上がりがいいかもしれません。
注 小中川林道から根利に抜けるルートですが、峠には袈裟丸山登山口があり、そこまでの道路は比較的良好です。しかし、峠から先は丸石中心のかなりワイルドな林道。ロードバイクは絶対無理。グラベルロードは微妙です。僕はチューブレスなので、ほぼ乗車で下れたけど、チューブドなら、リム打ちパンクしてるよねみたいなのが3回くらいありました。