谷川岳のBCと言えば、一般的なのは田尻沢〜熊穴沢。
その次あたりに来るのが芝倉沢かな。芝倉は技術的には難しく無い。雪崩と落石、雪の中に隠れているデブリのヒット、シュルンドへの転落とかさえ気をつければ。
そして、トマオキから延々と続く踏み抜き地獄。いいかげん腿の筋肉が終了したところで、一ノ倉岳への登り返しに耐えられる持久力。
そんで、湯檜曽川に降りてからのルートファインディングと、延々と続くスケーティングとストック滑走に耐える体力だけあればいい。簡単だね?
正直、先週の大雨で、芝倉沢のというか、谷川全域のBC賞味期限は終わったろうって感じ。
Rider: Yuya Location: Debris-paradise Shibakurasawa |
で、ユーヤ先生曰く
「デブリが出まくってるってことは、落ちるやつが落ちちゃったから、それ以上雪崩がないってことですよね」
「……お、おう、そう…だよねなんか違う気もするけど」
天神尾根を登る |
天神平に向かう途中はずっと雨。水上は雨は降ってないけどガスガス。まぁ、天気図上でも、予報でも、天候は回復傾向のはずなので出動。
熊穴沢避難小屋、この1週間でかなり融雪が進んでる気がする |
今日の僕は、軽量化のためスノーシューはやめて、6本ヅメのクランポン+アックスのコンビネーション。ユーヤはダブルポールにスノーシュー。
Rider: Yuya Location: Okimimi, Mt. Tanigawa |
肩の広場も、トマ耳もずっとガスガス。奇跡的にオキ耳で晴れ間が出たので記念写真。
奥の院 |
ハイク中はずっとガスガスで、一ノ倉岳の先のドロップポイントでもガスガス。しばらく天候回復を待ったけど、どうしようもなさそうなので、諦めて滑走開始。
まず一人が滑る。そんで、シュルンドや落石の状況を確認する。で、状況を無線で連絡して、後続はそれに合った滑りで下降するって感じ。このエリアは、道迷いの恐れはない。だけど、スキーヤーズレフトからはデブリが、ライトからは落石のリスクがいつもあるところ。慎重かつ、迅速に通過する。
ガスガスの下に出るとずっと、ひたすら、デブリーランド |
右岸がつながっているという情報を得ていた |
スノーボードを一回も脱がずに降りられたが、ここにBC初級者連れてきてたら、泣かれちゃうねw
つながっているという右岸をご覧ください |
ほんで、なんとか湯檜曽川まで下降して、あとはダルダルで下山する。毎年のように「川坊主」と出会える芝倉沢&旧国道出会も順調に通過。ここは夏は結構大きい滝になっている。
画面中央から右上に斜めに出ているのが旧国道 |
一ノ倉沢出合のユーヤ |
体を鍛えるには、いいコースだったね。帰宅して体重計乗ったら、体重増えてたけど。朝ごはんも、昼ごはんも、行動食で、夕飯食べる前だったのに体重増えてたけどw
スキートラックスのログ |
芝倉沢は3年ぶりくらい?最後にきたのは単独だったので、仲間と一緒の安心感はやっぱりありがたい。今度はもうちょっと早めの、滑りが楽しい時期に来たいと思いました。
おしまい